FF14には、
- PS4
- PS5
- PC(Windows版とSteam版)
- Mac
- Xbox
というプラットフォーム(プレイ可能なハード)があります。
それらにはゲーム内容に差はなく、プレイヤーが集まるサーバーも同じであるため、好きなハードを選んでプレイすることが可能です。
例えば、あなたがプレイしているのがWindows版で、友人がPS5版だったとしても、双方は問題なく協力プレイができます。
とはいえ、それらのハードには当然性能の差がありますので、プレイの快適さには優劣があると言わざるを得ません。
また、フリートライアルであれ製品版であれ、遊ぶ際の手順や互換性にも、それぞれのハードで違いがあります。
特にWindows版とSteam版には二者択一とでも言うべき縛りがあるので、注意しなければなりません。
このへんは少し複雑でややこしいので、勘違いで無駄なソフトを買ってしまわないよう、しっかり把握しておくことを勧めます。
というわけで、当記事では各ハードの違いを並び立て、性能差や紛らわしい点をわかりやすく整理してみました。
いまいち理解しきれていない方は、どうかご利用くださいませ。
それぞれのプラットフォームの特徴
PS4版
- PSプラスへの加入は必要なし。(ただし加入特典はあり。後述)
- PS5版へ無料でアップグレードすることが可能。
- ハードの性能が低いため、他ハードに比べて相対的に処理が遅い。グラフィックの質も劣る。
PS5版
- PSプラスへの加入は必要なし。(ただし加入特典はあり。後述)
- 性能と価格のコストパフォーマンスが優れているハード。
- PS4版の上位互換なので、両方を所持しているのならPS5版を選ばない理由はない。
Windows版(PC)
- コストを度外視すれば、最良のプレイ環境を得られる。
- 外部ツールが使える。
- ウルトラワイドモニターが使用できる。
- プレイ環境に個人差があるためにトラブルが起きやすく、問題解決能力がいる。
- Steam版への移行は不可。
Steam版(PC)
- 厳密には、Windows+Steam版という存在。詳細は後述。
- コストを度外視すれば、最良のプレイ環境を得られる。
- Steamのツールが使用できる。特にパッド周りはWindows版以上に快適。
- 外部ツールが使える。
- ウルトラワイドモニターが使用できる。
- プレイ環境に個人差があるためにトラブルが起きやすく、問題解決能力がいる。
- Steamのクライアントを通してプレイするため、ログインに支障が出る場合も。
- Windows版への移行は不可。
- Steamでの販売にはスクエニの意向が絡まないのか、他のプラットフォームとセールのタイミングが違う。
注意!
Steam以外(Amazonやスクエニ公式など)で売っているFF14のPCソフトは、すべてWindows版となっています!
なので、そちらで購入したソフトはSteamだと一切使えません!
Mac版
- 外部ツールが使える。
- プレイ環境に個人差があるためにトラブルが起きやすく、問題解決能力がいる。
- Macはそもそもゲームに向いていないとされており、基本スペックが高いPCが必要。
- Mac版はプレイ人口が少ないため、調べても問題解決の方法を見つけにくい。
Xbox版
- Xbox Series XはPS5より安く、にもかかわらず性能は同等なので、ハードのコスパはさらに良い。
- プレイするには、月額サブスクであるXbox Game Passに加入しなければならない。つまり、二重課金が必要。
- 課金はMicrosoft Storeで販売されているFFXIVコインなるものを利用する必要がある。微妙に割高。
各要素の詳細な解説
最高のプレイ環境は?
言うまでもありませんが、スペックの高いPCでのWindows版かSteam版が、最も快適にFF14をプレイできます。
PS5と違ってウルトラワイドモニターを使えるのも大きいです。
が、それには15万円以上のゲーミングPCが必要となりますので、万人にお勧めできるものではありません。
ゼロからハードを用意するなら、コスパ抜群のPS5が無難かと思われます。
使っているPCのFF14適性を確かめたいのなら、ベンチマークを試してみましょう。
公式がこちらから無料で配布しています。
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PSプラス加入時の特典
PS4版とPS5版では、PSプラスに加入しているとゲーム内で少し便利な特典が得られます。
特典の内容は、要約すると『遠くへのワープ、いわゆるファストトラベルのコストが小さくなる』といったもの。
まあまあ便利ではありますが、これのためだけにPSプラスに入る価値があるかというと、ちょっと疑問符が付きます。
なので、『FF14しか遊んでいるゲームがない』という状況なら、無理してPSプラスに加入する必要はないでしょう。
PS4は相対的にきついかも
PS4の性能は、さすがにPS5やPCと比べると大きく劣ります。
マップ切り替えでゲーミングPCでは1,2秒、PS5では3,4秒ほどかかるところで、PS4だと20秒以上かかってしまうほどです。
(参考にしたのは『価格.comマガシン』様のこちらの記事)
PS4のみカクつくマップがあったりと、ゲームプレイで不利な点も少なくありません。
最近はPS5も買いやすくなりましたし、可能ならばそちらでプレイすることをお勧めします。
Xboxは二重課金が必要となる
Xbox版でプレイするためには、『Xbox Game Pass』と『FF14月額利用料』の両方を毎月支払わなければなりません。
なので、Xbox Game Pass自体に価値を見出せなければ、これはかなり損です。
「FF14のためにゼロからハードを揃えたい」という人なら、Xboxは選ぶべきではないでしょう。
他ハードへの移行について
例えば、PS4の製品版をプレイしている場合、『PCの製品版にセーブデータをコピーし、PS4の進行状態を完全に引き継いでプレイする』ということが可能です。
『これが他ハードへの移行』です。
が、この場合はPCの製品版(Windows版かSteam版)を新たに購入し、『PCでFF14を遊ぶ権利』を得る必要があります。
他ハードへの移行は、無料ではできません。
PS4のアップグレード
PS4からPS5への移行(アップグレード)は無料です。
新たにPS5のFF14製品版を買う必要はないので、この場合は買ってしまったら逆に無駄となってしまいます。
(同じアカウントなら、そもそも買えないようになってるかもしれませんが)
フリートライアルからのデータ移行
また、「フリートライアルから製品版に移るとき、一緒にハードも移行したい」という場合も気をつけましょう。
例えば、『PS4のフリートライアル』→『PCの製品版』だと、購入するのはPCの製品版だけです。
が、『PS4のフリートライアル』→『PS4の製品版』→『PCの製品版』だと、製品版を二回購入することになります。
PS4の製品版でまったくプレイしない場合、これは完全に意味のない出費となってしまうのです。注意しましょう。
Windows版とSteam版の違い
わかりやすく言えば、『Steamとまったく関係ないのがWindows版』、
『Steamで購入し、Steamを通してプレイするのがSteam版』といったところです。
WindowsのOS上で動いているのは同じで、ハードも同じなため、ややこしいですね。
しかし、この二つは明確に別物とされており、また『両者の間ではデータ移行ができない』という特徴があります。
Windows版⇔Steam版は不可
「PCでプレイするのは同じなんだから、そもそも移行する意味なんてないんじゃ?」
と思う方もいるでしょう。
が、Steam版には『ゲームの起動に都度Steamを通す必要がある』、『ゲームのアップデート直後にログインできないことがある』、『Windows版で使える外部ツールが、一部使えない』などの欠点があります。
それが嫌になったから途中でWindows版に移る、といったことはできないのです。
なので、Windows版とSteam版のどちらでFF14をプレイするか迷った場合、基本的にはWindows版を選んだほうがいいようです。
とはいえ、上の欠点が気にならず、かつSteamでのゲームプレイに慣れているのならば、普通にSteam版を選ぶのもアリでしょう。
パッドの設定がWindows版より融通が利くという長所もあるので、そちらで手間取りたくない方もSteam版を使う価値があるかもしれません。
なんであれ、Windows版とSteam版の間には互換性がないので、『一方でゲームを始めたら、もう一方には移れない』ということは覚えておきましょう。
で、Steam版はアリなの? ナシなの?
Steam版について調べると、「絶対やめとけ」、「いや、全然問題ないけど」という両極端な意見が出てきます。
優勢なのは前者のようですが、どうも人によってはSteam版の欠点がまったく気にならないようです。
Steam版は色々と煩雑な面があるようですが、それを使いこなせれば問題にならないのかも。
というわけで、Steamに慣れていて、かつそちらを選びたい理由があるのなら、Steam版を選ぶのが最良かもしれません。
(買いたいタイミングでそっちのほうが安かったとか)
注意!Steam版でのソフト購入について
上でも触れましたが、Amazonやスクエニ公式が販売しているPC版は、すべて例外なくWindows版です。
そちらで購入したらSteam版ではどうやってもプレイできません。
もちろん、逆も然りです。
例えば、「フリートライアルをSteam版で進め、いざそのまま製品版に移行しよう」という場合に、間違ってWindows版を買ってしまう悲劇が起こりえます。
ダウンロードソフトなので返品もできず、完全に無駄遣いとなってしまうのです。
やってしまいがちみたいです。注意しましょう!
外部ツールについて
PC版ならば、FF14のプレイに外部ツールを使用することができます。
外部ツールとは、第三者が作成した非公式の補助機能のことを指します。
『戦闘の上手さを他者と比較できる機能』、『画面をより綺麗にする機能』、『家の家具配置を助ける機能』といったものがあり、導入する手間はかかるものの、使用すればゲームの利便性を大きく向上させられます。
「ハードの性能の高さ以上に、外部ツールを使えることこそがPC版の最大の長所」と評価する人が多いのも、頷ける話でしょう。
・・・が、しかし。
外部ツールは堂々と使ってはいけない
公平性、安全性の観点から問題があるため、外部ツールの存在自体が非常に問題視されているのです。
そうした理由から、運営は外部ツールの使用を許可してはいません。
使用が丸わかりな動画を上げたりすると、摘発されてペナルティが与えられることもあります。
とはいえ、悪質性の低いものをひっそり使用するぶんには容認する方向性のようで、その締め付けはさほど厳しいものではありません。
外部ツールの使用者が絶えないのは、そうした理由からです。
そんなわけで、外部ツールについてはプレイヤーの間でも賛否両論が渦巻いています。
- 「他人に迷惑かけなきゃ何使ってもいいだろ」
- 「与ダメージを比較できるツールは、上手くなるには必要不可欠」
- 「SSは外部ツールがなきゃ綺麗に撮れない」
- 「全部ダメに決まってる。ルールは守るべき」
- 「ウイルスとかが怖いから使わない」
- 「PS4とPS5は使いたくても使えない。不公平だ」
- 「外部ツール使用者は、いつか必ずペナルティを受ける。震えて眠れ」
- 「ぜんぜんペナルティなんてないんですけど? むしろ使わないほうがバカ」
とまあ、こんな感じに意見がすっぱり分かれています。
前述したように、外部ツールに対する運営の対応は積極的とは言えません。
海外でツール文化が根付いていることもあり、おそらく今の半端な状況は当分変わらないでしょう。
外部ツールの善し悪しは置いておいて、FF14をプレイするハードを選ぶ際には、PC版にそういう選択肢があるという事実を念頭に入れるといいかもしれません。
まとめ
以上、やや散らかった内容でしたが、ハードの違いなどの説明を終わりにします!
Steam版での製品版購入は、ぜひ気をつけてくれ。
間違ってWindows版を買ったらアウトだからな。
そのあたり、スクエニにも柔軟に対応してほしいとこなんだけどねぇ。
Steamが挟まってるから、色々あるんだろうけど。
というわけで、『【FF14】PS5版、Windows版などのプラットフォームを徹底比較!』の記事はここまでだ。
だがゲームを購入するには、他にも販売形態の違いや月額課金についても知っておく必要がある。
それらは下の二つの記事で予習していってくれ!
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