この記事は、FF14の遊びやすさを向上させる『ウルトラワイドモニター(以下UWモニター)』を紹介しています。
実際にUWモニターでFF14をプレイしている私自身の経験を踏まえつつ、現在発売されているものの中から、性能やコスパに優れた機種を八つほど選出してみました。
ぜひとも、理想のモニター選びの参考にしてくださいませ!
サイズや解像度など、モニターの各要素については別ページにて詳しく解説しています。
基礎知識をしっかり得たうえでモニターを選びたい場合は、先のそちらの記事へどうぞ。
【FF14向け】モニター・ディスプレイの基礎知識をザックリと解説!
まず、UWモニターについて少々解説をします。
それを省いて商品紹介を見たいという方は、目次から飛んでください。
注意! PS5ではUWモニターを使うことができません。
なのでPS5のモニターをお探しなら、こちらのページをお読みください。
なぜUWモニターはFF14と相性抜群なのか?
昨今のモニターは、横と縦の比率がおよそ16:9となっています。
が、その比率が21:9などの横長のモニターがあり、それらはUWモニターと呼ばれています。
モニターとの距離が近いと上部が見にくくなる一方、両端はそうでもないため、デスクワークやゲームで使われるUWモニターは少なくありません。
で、このUWモニター、めちゃくちゃFF14に向いています!
まず、下の画像をどうぞ。


ご覧のとおり、普通のモニターとUWモニターでは、左右の見える範囲がまったく違います。
なので画面の外周から来るタイプの敵の攻撃は、UWモニターだと非常に避けやすいのです!
高難易度だと一発くらったら即死という状況は珍しくないため、UWモニターの有無が文字通り生死を分けることになりかねません。
そういったわけで、高難易度に挑戦する人はUWモニターの使用を強く勧めます!
UWモニターじゃなければ視野を広げられない?
「よくわからんけど、解像度を大きくすれば画面が細かくなるんだから、それで視野を広げられるんじゃないの?」
と思う方もいるかもしれません。
しかし残念ながら、FF14のゲーム内画面の広さは、解像度そのものには依存していないのです。
なので、4KだろうとフルHDだろうと、視野の広さには変わりありません。
依存しているのは、解像度の縦横の比率。
フルHDと4Kはともに縦横比率が16:9なので、ゆえに視野は同じとなります。
一方、UWモニターに多いUWQHD(3440×1440)の解像度では縦横比率21:9なので、その比率に応じて画面が横に広がるわけです。
解像度を落とせば疑似的に幅広視界は可能
FF14・PC版では、使っているモニター以下の解像度なら自由に設定することができます。
例えば4K(3840×2160)モニターなら、ウィンドウモードを使えばUWQHD(3440×1440)に画面解像度を変更可能です。
3440×1440は縦横比率21:9なので、その場合はモニター上下がつぶれ、代わりに視野が横に広がることとなります。
なので、ウルトラワイドではないモニターでも、擬似的に視野を広くすることはできます。
が、その場合は上下が狭くなるため、元々のモニターが相当に大きくなければ、ゲーム内画面が縮んで見づらくなってしまうのです。
おそらくは、元のモニターサイズが軽く40インチを超えるほどの大きさでなければ、疑似的なUW画面は使いづらいと考えていいでしょう。
というわけで、「無理に解像度を落とすんだったら、最初から横に広いUWモニターでいいじゃん」という発想により、FF14はUWモニターと相性が良いとされているのです。
各スペックについて
最適なサイズは?
ゲーミングUWモニターの主流は34インチです。
理由は、だいたいゲームに丁度いい大きさで、値段も程よく、コスパに優れているため。
個人的にはその上、37.5インチもお勧めなのですが、どうもメーカーから見放されたサイズ帯らしく、ここ二、三年はほとんど新商品が発売されていません。
さらに大きい44.5インチなら少々良さげな製品があるので、34インチでは物足りない方はそちらをチェックしてみてはいかがでしょうか。
UWモニターの解像度は四つ
21:9のUWモニターには四つの解像度があるので、それらをざっと解説します。
解像度 | 値段 | 解説 |
---|---|---|
UWFHD(2560×1080) | 約30,000~40,000円 | フルHDを横に伸ばした解像度。 性能が低いPCでUWモニターを使いたい人向け。 |
UWQHD(3440×1440) | 約40,000~230,000円 | WQHDを横に伸ばした解像度。 34インチは大半がこの解像度であり、バランスがいい。 |
UWQHD+(3840x1600) | ?円 | 上のUWQHDを少し大きくした解像度。 37.5インチはほとんどこの解像度となる。 |
5K2K(5120×2160) | 約140,000~250,000円 | 4Kを横に伸ばした解像度。 高級品であり、ハイエンドPCでなければ使いこなせない。 |
『UWFHD(2560×1080)』は画面が粗すぎるので、ゲーム用途には向いていないでしょう。
表の解説でも触れましたが、PCの性能が足らない場合に使う解像度です。
現状、最下段二つの解像度――『UWQHD+(3840x1600)』と『5K2K(5120×2160)』のモニターは、あまり販売されていません。
前者は需要がないのか廃れかけ、後者は要求性能が高すぎてそもそも扱えるPCが少ない――という事情があるためです。
なので、主流の解像度は『UWQHD(3440×1440)』となっています。
だいたいのUWモニターがその解像度と考えていいでしょう。
湾曲について
UWモニターの中には、正面から見て奥に湾曲している機種があります。
湾曲度は『R』という単位で示されます。
だいたいのUW湾曲モニターは2300R~1000Rとなっており、数値が小さいほど曲がり方が急です。
お勧め湾曲度は?
湾曲が鋭いほどに、そのメリット、デメリットは大きくなります。
なので、1000Rのモニターでは画面に囲まれているような凄まじい臨場感を味わえますが、一方で顔をモニターの正面に固定し続けなければなりません。
FF14は長時間のプレイを前提とするゲームであり、そうした使い方だと人によっては窮屈さを感じてしまうでしょう。
なので、当ブログではほどほどに湾曲している1500R~1800Rあたりをオススメします。
このあたりなら見にくさはさほど感じず、ネットや事務作業などにも支障をきたさないはずだからです。
ちなみに、私(筆者)が使用しているUWモニターは2300Rですが、ほぼ平面に近いこのモニターでも端の見易さはそこそこ実感できます。
「湾曲モニターに興味あるけど、使いにくくなるのは嫌だな」という方は、そういった湾曲度の小さい製品を選ぶといいかもしれません。
リフレッシュレートは最低でも60hz、余裕があれば120hz以上のものを
60fpsと120fpsでは、画面のヌルヌルさにある程度の差があります。
特にカメラを速く回したときに違いが顕著で、60fpsだと画面が少々カクツキますが、120fpsなら滑らかなままです。
ゲーム内の風景を堪能したい人、戦闘において状況判断を素早くしたい人などは、120hz以上のモニターを使えばプレイが捗るでしょう。
とはいえ、「慣れたら戻せない」というほどに、60fpsと120fpsに操作感覚の差はありません(人にもよりますが)。
私はPC負荷を気にするときは120fpsから60fpsに落としていますが、プレイ自体はほぼ問題なくできています。
120fpsは、決して必須なものではないのです。
予算のために妥協して60hzのモニターを選ぶのも、十分アリな選択ではないでしょうか。
UWモニターにはさらに横長の機種も
UWモニターには画面比率21:9の製品が多いですが、さらに横に広い32:9やそれ以上のものもあります。
そういったモニターでは画面の没入感がさらに増し、VRに近い感覚さえ得られるそうなので、ゲーム世界をとことん堪能したい方は手を出してみてもいいでしょう。
とはいえ、横に広すぎると表示範囲が戦闘エリアを突き抜けるため、FF14における利便性向上にはさほど寄与しません。
「バトルを有利にするために視野を広げたい」という目的ならば、21:9のUWモニターで十分なのです。
また、画面が細長すぎると、端の映像がアスペクト比率が崩れて変になるという弊害もあります。
ゆえに戦闘度外視で考えても、横長すぎるモニターはオススメはしません(その問題を解決できる外部ツールはあるそうですが・・・)。
というわけで、当ページでは画面比率21:9以外のUWモニターは紹介しません。
それを超える横長の製品をお求めの方は、価格.comなどで別途検索してくださいませ。
私がモニターを選別した手順
- まず価格.comで、サイズや解像度で大雑把な検索をかける。
- でてきたモニターを片っ端から調べ、各種スペックはもちろん、売れ筋ランキングや発売時期などを考慮、比較し、良さ気なものをひとつひとつ選んでいく。
- ある程度選別した後に、商品名をグーグルで検索。
アマゾンユーザーや個人ブログなどによるレビューをさらに読み込み、使いやすさ、不具合の有無などを徹底的に調べ上げる。 - 同等スペックの商品を最良のひとつだけに絞り、最終候補とする。
このような感じでオススメモニターを選びました!
そんなわけで、当ページでは厳選したFF14向けUWモニターをハイエンド、ミドルレンジ、ローエンドに分類し、価格の高い順に紹介しています。
どうか参考にしてくださいませ!
※ 最安値は価格.comを参考にしています。
Amazonなどの大手はそれより少し高めだったりしますので、ご留意ください。
UWモニター・ハイエンド 価格:約260,000円~100,000万円
UltraGear 45GS96QB-B
- 最安値 ¥214,800(2025年4月冒頭時点)
- メーカー LGエレクトロニクス
- サイズ 44.5インチ
- 解像度 UWQHD(3440×1440)
- リフレッシュレート 240hz
- パネル OLED(有機EL)
- 応答速度 0.03ms (GTG)
- 曲率 800R
- 可変リフレッシュレート G-SYNC Compatible FreeSync Premium
- HDR DisplayHDR True Black 400
- 輝度 通常275cd/m2
- 消費電力 56W
- 端子 HDMI2.1×2、DisplayPort1.4×1、USB Type-C×1
- スピーカー 搭載
- 保証期間 一年
有機ELを使ったUWモニターは幾つかありますが、このUltraGear 45GS96QB-Bはその中でも値段、性能、ともに最上位に位置する製品です。
まず、でかい。サイズが44.5インチもあるので、映像の迫力は34インチなどの比ではありません。
大きいモニターには視点移動が難儀という欠点がありますが、UltraGear 45GS96QB-Bはかなりの角度で曲がっている湾曲モニターでもあります。
ゆえに画面左右の端が使用者に近く、同サイズの平面モニターに比べればはるかに見やすいのです。
(逆に言えば、モニター正面に頭を据えなければ使いにくいということですが)
大画面に半ば囲まれる形となるので没入感は半端ではなく、動画やゲームの映像にどっぷりと浸かることができるでしょう。
ただ、物理的に大きいがゆえに、設置場所にもそれなりのスペースが求められます。
モニターを置くデスクには横幅はもちろん、奥行も必要となるので、ご注意を。
解像度はUWQHDであり、一般的なUWモニターと変わりません。
4Kモニターには画面のきめ細かさで劣るものの、それゆえにハードへの処理負担も軽く、超ハイエンドのゲーミングPCでなくても240hzという高リフレッシュレートを活かし切ることができます。
ゲームを高いfpsで楽しむという前提ならば、UltraGear 45GS96QB-Bは現実的に考えて最高のモニターと言えるのではないでしょうか。
UltraGear 45GS96QB-Bは有機ELパネルゆえに長時間の継続使用はできませんが、かといって警告の表示、映像の強制終了などは行われません。
次にモニターの電源を落としたときに自動でメンテナンスが行われるので、普通の使い方ならそこまで窮屈に感じることはないと思います。
とはいえ、画面の焼き付きを防ぐためにはマメな休憩が必須です。
なのでそうした配慮が面倒、あるいは一日中モニターつけっぱが普通、という人には、使用が向いていないかもしれません。
まとめると、UltraGear 45GS96QB-Bは有機ELパネルと大型サイズという、際立った特徴を兼ね備えたモニターです。
その長所に魅力を感じ、短所を許容でき、二十万円を超える高額出費を許容できるのなら、UltraGear 45GS96QB-Bの購入検討を強くオススメします。
UltraGear 45GS96QB-Bの販売メーカー『LGエレクトロニクス』は、モニターの保証期間を通例三年としています。
が、有機EL搭載のモニターは例外であり、一年間しか故障による無償交換を受け付けていません。
長く使いたい場合にはそこそこ大きな欠点なので、購入予定の方は注意してください。
類似製品 UltraGear 45GR95QE-B
上で紹介しているUltraGear 45GS96QB-Bの古いモデルが、UltraGear 45GR95QE-Bです。
ほぼ同性能ですが、輝度が低いという有機ELの短所をこちらは改善できておらず、最大輝度が30%ほど低いです。
また、『各操作ができるリモコン付属』、『スピーカー非搭載』などの違いもあります。
そして値段は同等かこちらのほうが若干上(時期によっては低いときもある)。
なので、基本的にこのUltraGear 45GR95QE-Bを選ぶ必要はないかと。
両者はそっくりで混合しがちなので、販売サイトなどで間違えることがなきよう。
U4025QW
Dellデジタル ハイエンド シリーズ40曲面Thunderbolt™ハブ モニター - U4025QW 《Dellの直販サイト》
- 最安値 ¥226,801(2025年4月冒頭時点)
- メーカー Dell
- サイズ 39.7インチ
- 解像度 5K2k(5120x2160)
- リフレッシュレート 120hz
- パネル IPS Black
- 応答速度 8ms
- 曲率 2500R
- 可変リフレッシュレート なし
- HDR DisplayHDR600
- 輝度 450cd/m2(標準) 600cd/m2(最大)
- 消費電力 標準39.5W 最大380W(接続した他機器に電力を最大限供給した場合)
- 端子 HDMI2.1×1、DisplayPort1.4×1 USB Type-C・Thunderbolt4兼用x1
- スピーカー 搭載
- 保証期間 三年
5K2K――つまり、4Kを横に引き伸ばした解像度を持つUWモニター、それがU4025QWです。
モニターサイズも39.7インチと大きく、高精細な映像をそれに見合った大画面で楽しむことができるでしょう。
パネルがIPS Blackなので並のIPSより発色が良い、という大きな長所もあります。
ただ、さすがに画面の色合いやコントラストでは有機ELには敵いません。
『画面の精細さを重視するなら5K2K』、『色合いの豊かさを重視するなら有機EL』、といったところでしょうか。
さらに、5K2Kで120fpsを出すとなると、かなりのマシンスペックが要求されます。
モニターの性能を出し切るには、おそらくは40万円以上のゲーミングPCが必要となるでしょう。
最高級のゲーミングPCを持ち、かつ解像度を重視するゲーム環境を整えたい――という方ならば、このU4025QWは最適解のモニターではないでしょうか。
※追記 値段に慣習的な波があり、約26万と約23万の間を不定期で往復しているようです。
三万円の差は大きいので、購入するならば安いタイミングを選びましょう。
類似製品 U4025QW-A
U4025QWはDellの直販ページでしか購入できません。
しかし、Amazonではその代わりにU4025QW-Aという製品が販売されています。
モニターそのものの性能に差はないですが、U4025QW-Aのほうはオリジナルより値段が少々高く、保証期間が二年長いです。
数万円プラスして保証期間を二年延ばすのはコスパがいいとは言えないし、直販サイトのオリジナルは別途保証を足せるので、基本はオリジナルの購入をお勧めします。
とはいえ、オリジナルのほうは値段の上下が激しく、かつAmazonのセールや値引き如何では値段差が覆るので、一応商品リンクを貼っておきます。
・Amazonの値段 ¥231,800(2025年4月冒頭時点)
ALIENWARE AW3423DWF
ALIENWARE 34インチ曲面QD-有機ELゲーミング モニター - AW3423DWF- 最安値 ¥109,799(2025年4月冒頭時点)
- メーカー Dell
- サイズ 34インチ
- 解像度 UWQHD(3440×1440)
- リフレッシュレート HDMI:120hz DisplayPort:165hz
- パネル QD-OLED(有機EL)
- 応答速度 0.1ms(GtoG)
- 曲率 1800R
- 可変リフレッシュレート FreeSync Premium Pro
- HDR DisplayHDR400
- 輝度 通常250cd/m2
- 消費電力 通常34W 最大200W
- 端子 HDMI2.0×1、DisplayPort1.4×2
- スピーカー 非搭載
- 保証期間 三年
二つ上でも紹介した、『有機EL』パネルを搭載した機種です。
鮮やかさにおいてIPSを凌駕し、特にIPSが苦手とする黒の表現に優れており、現状では最強の画質を誇ると言えるでしょう。
AW3423DWFは有機EL搭載UWモニターの中でも安価で、かといって大きく劣る点もありません。
ほどよい湾曲なので、変に使いにくくなる場面もない。
総合的に見ればコスパに優れ、あらゆる機能がほぼ最上位という、文句なしの傑作モニターなのです。
上で紹介しているモニターはサイズや解像度が過剰なので、ハイエンドを望み、かつこだわりがなければ、このAW3423DWFを選んでいいのではないでしょうか。
・・・が、素晴らしい映像と引き換えに、有機ELには耐久性においてかなりの難があります。
長時間使うと画面に焼き付きが発生するため、ゆえにこのAW3423DWFは定期的な休息(6~8分程度)をユーザーに求めてくるのです。
とはいえ、ファームウェアを更新すればスタンバイモードのときにメンテナンスができるようなので、普通の使い方ならばさほど手間を取られることはないと思います(四時間ごとに休息を取るのがベストだそうですが)。
ただ、そうした定期的な配慮を怠ると画面が簡単に劣化してしまうため、ズボラな人には使用が向かないかもしれません。
また輝度がやや低いので、太陽光が部屋に差し込む環境だと画面が非常に見にくくなります。
ご注意くださいませ。
UWモニター・ミドルレンジ 価格:約100,000円~50,000円
JN-IB375C144UQR-H
- 最安値 ¥95,758(2025年4月冒頭時点)
- メーカー JAPANNEXT
- サイズ 37.5インチ
- 解像度 UWQHD+(3840x1600)
- リフレッシュレート HDMI:75hz、DisplayPort・USB Type-C:144hz
- パネル IPS BLACK
- 応答速度 8ms(GtoG)オーバードライブ時
- 曲率 2300R
- 可変リフレッシュレート FreeSync
- HDR HDR10
- 輝度 300cd/m2
- 消費電力 省エネ20W 通常30W 最大47W
- 端子 HDMI2.1×1、DisplayPort1.4×1、USB Type-C×1
- スピーカー 搭載
- 保証期間 一年
大半のUWモニターは34インチのUWQHD(3440×1440)です。
が、このJN-IB375C144UQR-Hは37.5インチのUWQHD+(3840x1600)という、ほんの少しサイズと解像度が大きい機種となっています。
画面の高さは通常(ウルトラワイドではない)モニターの32インチとほぼ同等であり、それを横に広げた形と考えていいでしょう。
「34インチUWQHDだと、ほんの少し物足りない。けど45インチはでかすぎるし、4Kとか5K2Kはマシンスペック的に厳しい」という方にピッタリのモニターではないでしょうか。
パネルがIPS BLACKなので、通常のIPSよりコントラストがはっきりしているのも長所のひとつ。
ただ、JAPANNEXTの製品は画面以外のコストを絞っているのが通例なので、操作ツールやスピーカーなどでは安っぽさを感じるかもしれません。ご注意を。
M34WQ
- 最安値 ¥83,600(2025年4月冒頭時点)
- メーカー GIGABYTE
- サイズ 34インチ
- 解像度 UWQHD(3440×1440)
- リフレッシュレート HDMI:100hz DisplayPort:144hz
- パネル IPS
- 応答速度 1ms(MPRT)
- 曲率 平面モニターなのでなし
- 可変リフレッシュレート FreeSync Premium
- HDR DisplayHDR400
- 輝度 400cd/m2
- 消費電力 最大127W
- 端子 HDMI2.0×2、DisplayPort1.4×1、USB Type-C×1
- スピーカー 搭載
- 保証期間 三年
M34WQは高品質なIPSパネルを持ち、リフレッシュレートは144hzで、他の機能も高いレベルでまとまっています。
特筆できる長所はありませんが、一方でこれといった短所、弱点もないという、実に優等生的UWモニターなのです。
UWモニターとしては珍しく画面が完全な平面であり、湾曲が苦手な人にも使いやすいでしょう。
値段もハイエンドに比べれば落ち着いており、「際立った性能はいらないから、そのぶん高級品を安く買いたい」という要望に応えてくれる一品となっています。
AW3425DWM
Alienware 34ゲーミング モニター - AW3425DWM 《Dellの直販サイト》
- 最安値 ¥59,799(2025年4月冒頭時点)
- メーカー Dell
- サイズ 34インチ
- 解像度 UWQHD(3440×1440)
- リフレッシュレート 180hz
- パネル VA
- 応答速度 4ms(GtoG 高速モード)
- 曲率 1500R
- 可変リフレッシュレート FreeSync Premium
- HDR DisplayHDR 400
- 輝度 400cd/m2
- 消費電力 通常32W 最高85W
- 端子 HDMI2.1×2、DisplayPort1.4×1
- スピーカー 非搭載
- 保証期間 三年
AW3425DWMは基本性能が高いにもかかわらず、そこそこの値段に収まっているという、まあまあコスパの良いUWモニターです。
以前、似た性能のS3422DWGという機種がありましたが、そちらは素晴らしく高コスパな製品として確かな評価を受けていました。
AW3425DWMはその正当進化版と思われ、特徴や性能をしっかり引き継いでいるようなので、いずれはミドルレンジ帯でのベストバイとなるでしょう。
・・・とはいえ、発売直後とあって値段がこなれていません。
S3422DWGが販売停止になったのでこちらを紹介しましたが、性能は確かなれど、それに対する値段がまだ少し微妙。
さらなるコスパを求めるなら、あと何か月か待ったほうが良いかと。
MAG 342CQR E2
- 最安値 ¥52,800(2025年4月冒頭時点)
- メーカー MSI
- サイズ 34インチ
- 解像度 UWQHD(3440×1440)
- リフレッシュレート HDMI:100hz DisplayPort:180hz
- パネル VA
- 応答速度 4ms(GtoG)
- 曲率 1500R
- 可変リフレッシュレート Adaptive-Sync
- HDR 記載なし
- 輝度 300cd/m2
- 消費電力 31W
- 端子 HDMI2.0×2、DisplayPort1.4×1
- スピーカー 非搭載
- 保証期間 三年
基本性能が高いにもかかわらずそこそこの値段に収まっている、Amazon限定販売のモニターです。
パネルがVAですが、一般的なIPSと比べても遜色ないらしく、変な角度から見ない限りは特に差を感じることはないでしょう。
パネル、HDR、端子などの要素でコストカットが図られていますが、PCでFF14をプレイするぶんには過不足ありません。
湾曲が少し強めなので、没入感にも申し分なし。
純粋にFF14のためのモニターを欲しているならば、MAG 342CQR E2は強くオススメできる一品です。
UWモニター・ローエンド 価格:30,000円~45,000円
JN-IPS34144UWQHDR
- 最安値 ¥35,081(2025年4月冒頭時点)
- メーカー JAPANNEXT
- サイズ 34インチ
- 解像度 UWQHD(3440×1440)
- リフレッシュレート HDMI:100hz、DisplayPort:144hz
- パネル IPS
- 応答速度 8ms(GtoG)オーバードライブ時
- 曲率 平面モニターなのでなし
- 可変リフレッシュレート FreeSync
- HDR HDR10
- 輝度 300cd/m2
- 消費電力 省エネ20W 通常30W 最大52W
- 端子 HDMI2.0×2、DisplayPort1.4×2
- スピーカー 搭載
- 保証期間 一年
34インチのUWモニターの中では、このJN-IPS34144UWQHDRはほぼ最安値となっています。
パネルの発色がいまいちというレビューが多く、画面以外の本体性能も低いものの、値段の低さから考えればコスパは高いと言えるでしょう。
とにかく安いUWモニターを求めるなら、JN-IPS34144UWQHDRの購入を検討してもいいと思います。
まとめ

以上、オススメUWモニター8選でした!

一言にUWモニターと言っても、やはりピンキリだな。
20万越えの超高級品もあれば、3~4万のお手頃品もある。
いい買い物をするには、いる機能、いらない機能を、しっかり見極める必要があるだろう。

ちなみに、イチオシはハイエンドで紹介したAW3423DWFです。
10万円越えの高級品ですが、価格コムの2023年ゲーミング部門で大賞を取っており、傑作モニターとしての地位を確立しております。
UWモニターに美麗さを求めるなら、一考の価値ありかと!

さて、『【FF14・PC版】おすすめウルトラワイドモニター7選』はここで終了だ。
ハードチートとも言われるUWモニターを手に入れて、ぜひともFF14のプレイを快適にしてくれ!