様子見編

【FF14】本当に面白い? ありがちな8個の疑念を解消します!

「FFシリーズはだいたいやってる。でもMMOの14には手を出してない」

そんな方は、けっこう多いのではないでしょうか。

確かに、シングルプレイで完結している過去作などと比べれば、一見すると敷居が高そうなのは事実です。

課金が大変とか、人付き合いが求められるとか、後から始めたら最前線には追いつけないとか。

MMORPG――いわゆるネトゲに、そうしたマイナスイメージを持つ人も少なくないはず。

というわけで、この記事ではそうした方々の疑問に寄り添い、経験者としてFF14の実体を赤裸々に語っていきます!

例として取り上げた八個の疑念とは、以下のものです!

  • 「ネトゲ(MMO)ってのがなぁ。人間関係めんどくさそう」
  • 「一緒に遊べる友達がいないんだけど・・・」
  • 「プレイ費用は? 始めたらずっと課金しなくちゃダメなの?」
  • 「最前線のプレイヤーには追いつけないんじゃない?」
  • 「クソゲーって言われてたような」
  • 「一人ミスったら全滅の大縄飛びってマジ?」
  • 「ストーリー完結ってどっかで見たけど」
  • 「で、面白いの?」

これらの中に、あなたも抱いている疑問はありましたか?

あったのなら、是非とも下の記事をお読みください!

きっとその迷いを解消できるはずです!

疑念1「ネトゲ(MMO)ってのがなぁ。人間関係めんどくさそう」

ここはまず、私がFF14を最初にプレイして「こういうとこ、ネトゲっぽいなぁ」と思ったことを挙げていきましょう!

  • 街の中にもフィールドにも、プレイヤーがいる。
  • 人が大勢いる場所を通ると、チャット欄にイベントの告知とか近くの人の会話が流れてくる。
  • 変な恰好のプレイヤーをよく見かける。
  • プレイヤー同士でアイテムの売買ができるシステムがある。
  • サーバーごとにゲーム世界が分かれてて、その各々にプレイヤーたちが属している。
  • 協力プレイをするとき、始まりと終わりにチャットで挨拶する。
  • ストーリーで重要なボスを初めて倒したとき、一緒のパーティだった見知らぬ人にクラッカーで祝われた。

だいたい、こんなとこですね。

FF14における人混み、リムサ・ロミンサにて
大勢のプレイヤーがいる様子。表示制限のため、外側にいる人は消えてたり、名前が表示されていない。

実は、私にとってFF14は初めてのMMORPGでした。

が、ゲームを始めてすぐの頃に、
「プレイヤーがその辺にいるってこと以外、普通のRPGと変わらないな」
と思ったのを覚えています。

誇張じゃなく、マジです!

だって、ゲームを進めていっても全然他のプレイヤーと絡みがないんですよ。

他プレイヤーは、近いようで遠い

協力プレイは普通にやってました。

が、見知らぬ人と一時的に組むだけだし、ボス倒したらすぐ解散だし、コミュニケーションは慣例的な挨拶のみ。

会話らしい会話は、ほんっとにない。

――ゲーム始めるときは覚悟してたんですけどね。

知らない人にいきなり話しかけられるとか、ギルド的なやつに勧誘されるとか。

一切ありませんでした!

いたって普通にプレイしてたはずなんですけどね・・・。

陰キャオーラがにじみ出すぎてたか・・・。

で、そんなこんなで私は5000時間以上、フレンドゼロのままです。

なんの自慢にもなんないけど。

ソロでの居心地がいいMMORPG

他プレイヤーと深く関わることがなかったのは、私が一人を好むプレイスタイルを貫いていたことも大きいでしょう。

しかし、逆にこうも考えられます。

「FF14は、ボッチがボッチのままでいられるゲーム」だと。

つまりは、ゲームの中ではフレンドを作ることを一切強要されないし、作る導線すら用意されていない、ということです!

これは、MMORPGを「人間関係があるから煩わしい」と考えている人には、朗報ではないでしょうか?

たいして人と関わる必要がなく、普通のRPGと変わらない感覚でゲームを楽しめるのですから。

疑念2「一緒に遊べる友達がいないんだけど・・・」

上のような心配をする人にとって、気になるのは次の二つのどちらかだと思います。

  • 「一人でもゲームを楽しめる? ソロだと不利だったり、挑戦すらできない要素があるんじゃ?」
  • 「ゲームの中で友達を作れる? 既存の人たちの輪に、入っていきやすい?」

ではまず、前者の疑問から!

一人でもゲームを楽しめる?

結論から言って、ソロでもゲーム内コンテンツの98%ほどは遊びつくせます!

一時的にパーティを組むシステムが優秀で、ソロでも苦もなくパーティに入ることができるからです!

ソロでも不利じゃない!

友人がゼロだろうと、ギルド的なチームに入っていなくとも、決定的に不利な点はありません。

他のMMOではチームで狩場を独占するとか、組織に入っていなければ損をする状況がありますが、FF14にそういう問題はほとんどないのです。

ちなみに、私はFF14を始めてから誰とも仲良くなったことがありませんし、チームに所属したこともないですが、問題なく最強装備を取ることができました。

FF14、侍の最強武器を持つキャラクター、フレンドリストの『誰も登録されていません』の表示
左:侍の最強武器(パッチ6.3時点) 右:フレンドリスト『誰も登録されていません。

上の画像が一応、一人で問題なくFF14を楽しめるという、ひとつの証拠になるかと思います!

ソロで無理なコンテンツ

ただ、『絶』という名の最高難易度のボス戦があるんですけど、私はそれに挑戦したことはありません。

というのも、即席のパーティでは到底クリアできない難しさだから、絶に挑むには長期間チームを組むことが必須なのです。

つまり、(コミュ症の)ソロを貫いてる私には無理・・・。

ま、逆に言えば、挑戦すらできないコンテンツはそれだけですね。

いつも一緒に遊んでる仲間がいるゲーム的なメリットは、パーティを組むのに時間がかからないこと、分かり合った仲だから連携が楽、などという点。

つまり、ソロだから不利だとか、挑戦できない要素は、FF14ではほんのわずかしかないのです!

ソロプレイについては、こちらの記事でまとめてあります!

では、次に真逆の疑問について答えましょう!

ゲームの中で友達を作れる?

まず、これまで幾度か触れましたが、FF14というゲームではプレイ中にフレンドを作ったりチームに所属する必要は一切ありません。

誰かと恒常的に組む利点は、あるにはあります。

しかし、ソロプレイヤーを決定的に引き離せるものではないし、むしろソロのほうが有利なこともあるくらいです。

では、仲間を持つ利点とは?

――他人との交流を楽しめる。

それが、自分以外のプレイヤーと深く関わりを持つ、最大のメリットだと思います。

つまり、FF14においては『気の合う仲間と一緒にゲームを楽しむ』という、純粋な理由で人が集まっている傾向が強いのです。

では、プレイヤー同士はどこで知り合い、仲間を探すのか。

X(Twitter)などのSNSもいいでしょう。

しかし私の知る限り、最も健全で真っ当な出会いの場は、公式サイト『The Lodestone』(通称ロドスト)です。

FF14、The Lodestoneのトップページ
(C) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

これはFF14の運営が用意した情報ハブ的なサイトで、他のプレイヤーの日記を読んだり、イベントの告知やコミュニティの募集を探したりすることができます。

コミュニティのタブから覗いてみればすぐにわかりますが、ロドストでのプレイヤー同士の交流は凄まじく活発です。

日記や募集関連の書き込みは平日の昼間でも頻繁に行われ、絶えることはありません。

積極的に飛び込めば、きっとあなたが所属できるようなコミュニティも見つかるでしょう!
(・・・とはいえ私はまったく利用したことがないので、あまり確かなことは言えませんが)

以上を踏まえ、FF14における対人関係についてまとめてみます。

FF14における対人関係の結論!

『自分から近づいていかなければ、誰にも干渉されない』

『しかし多くのコミュニティがあって、自分から飛び込めば色んな出会いがある』

概ね、こんな感じです!

ソロでも不利な要素がなくて充分に楽しめるし、大勢でワイワイ遊ぶ余地も大いにある。

バランスが取れていて、非常に万人向けだと思います!

まあ、プレイヤーの中には「大人数のグループがソロに優位性がないのは、納得いかない」、「もっとゲームの中で交流が必須な作りにしてほしい」という意見を持つ人もいますけどね。

とはいえ、ソロを冷遇しないというゲームの運営スタイルで、プレイヤーの数が右肩上がりで増え続けてきたのも事実。

FF14におけるソロ事情、他者との距離感は、今のバランスのままで当分続くのではないでしょうか。

疑念3「プレイ費用は? 始めたらずっと課金しなくちゃダメなの?」

FF14を制限なくプレイするには、まずコンプリートパックを購入する必要があります。
値段は税込みで6,380円。


ゲームを開始してから30~45日間は無料でプレイできますが、その後は月額課金が発生します。

月額課金は税込みで1,408円となっていて、継続してゲームをやり続けるなら毎月支払わなければなりません。

ちなみにPS4版とPS5版においては、PlayStation Plusに加入していなくともプレイが可能です。

この出費を高いと思うか安いと思うかは、人それぞれでしょう。

これまでのFFシリーズ――買い切り型のゲームと比べるなら、月額課金があるぶん高額に思えるかもしれません。

しかしFF14にはガチャの課金システムなどないので、巷のソシャゲなどよりは遥かに安く済みます。

ともあれ、この項では値段設定の良し悪しには触れません。

見出しにもあるように、「ずっと課金をし続ける必要があるのか」という問いに答えます。

まず、月額課金の支払いを止めると、残りのプレイ可能日数を過ぎた時点でゲームができなくなります。

しかし、その後数年放置しようとも、ゲームデータがなくなることはありません。

FF14のサービスが続いている限り、最後にプレイした状態が保持され続けます。

定期的に休止する人は多い

なので、「リアルが忙しくなった」、「楽しみにしていた別のゲームが発売された」などの理由でFF14を休止することは、まったく問題ないのです。

現に、大型、中型のアップデート直後にしかプレイしない、というスタイルの人は大勢います。

そういう人たちは一年で三、四ヶ月しかプレイしないので、当然月額料金も年に三、四回しか払いません。

FF14は、「ずっとプレイし続けなければ置いていかれる」というタイプのMMORPGと違い、最前線には割りと簡単に追いつけます。

ゆえに数ヶ月おきにプレイしても、致命的に困ることなどないのです。

唯一のペナルティ

長期間ゲームを休止することへのペナルティが、ひとつだけあります。
それは、所持している土地が没収されること。

FF14ではプレイヤーが自分の土地を持ち、家を建てることができます。

が、ゲーム内の土地は限られているので、公平性のために長期間放置されている土地は没収され、他のプレイヤーにまわされるのです。

リミットは45日なので、二ヶ月間課金を停止したら土地が没収されます。

なので、気軽にゲームをやめたい人は土地を買わないほうがいいでしょう。
(まあ、簡単に買えるものでもないので、初心者は気にすることでもないですけど)

疑念4「最前線のプレイヤーには追いつけないんじゃない?」

廃人プレイのできるニート、あるいはリアルマネーを持つ金持ちには、MMORPGで敵わない」

こんな意識は、そうしたゲームの経験がある人ほど持つのではないでしょうか。

レベル上げのために、延々と敵を狩り続ける。

超低確率のアイテムを求め、課金ガチャをまわす。

こうした不毛さに疲れ、MMOを引退した――そんな人もいるはず。

しかし、FF14は違います。

FF14には、『廃人プレイやリアルマネーで強くなる』といった要素は皆無なのです。

ざっと説明しましょう。

FF14の『最強』とは?

まず、キャラクターの強さはレベルと装備で決まります。

レベル

世の中には、レベル上げこそがエンドコンテンツになっているMMORPGが数多くあります。

が、FF14のレベルは割とポンポン上がっていくので、MAXまで上げることはさほど難しくありません。

というか、メインストーリーの終盤まで進めれば、大抵の場合はひとつかふたつのジョブが最高レベルになってます。

装備

まず大前提として、FF14には敵からの超低確率ドロップとか、リアルマネーによる課金で手に入る強力な装備など、ひとつもありません。

そして、装備はアップデートによって一年に一、二度、大幅に追加されます。

最強装備もすべて更新されるので、どれだけ強い武器でも一年たたずに型落ちになるのです。

ゆえに、FF14において最強装備にはそこまでの希少価値はありません。

最強装備一歩手前の装備は、普通にギル(ゲーム内通貨)で買えるほどです。

なので準最強装備を買えるお金があり、かつレベルがMAXならば、簡単に最前線へと追いつけるわけです。

以上の理由で、最前線のプレイヤーに引け目を感じる必要は一切ありません!

装備の更新ごとに最強のラインがリセットされるので、そのときに全力を出せば簡単に追いつくことができるからです!

とはいえ、メインストーリーをクリアするのが最低条件で、それには軽く200時間はかかるんですけどね・・・。

疑念5「クソゲーって言われてたような」

クソゲー。
クソのようなゲーム。

そう、今や世界有数のMMORPGであるFF14にも、そんなふうに呼ばれていた時代がありました。

最初の発売当初のことで、すでに十年以上前のことになります。

そのときメチャクチャ騒がれたので、「プレイしてないけど酷かったのは知ってる」という人もいるでしょう。

中には直にプレイして、その酷さを体験した人も。

が、しかし。

FF14はスタッフの総入れ替えによって根本から作り直され、まともなゲームとして復活しました。

そして躍進を遂げ、汚名を返上して、今や誰もが認めざるを得ない超有力タイトルへと変貌を遂げたのです!

つまり、クソゲーと呼ばれた当時とは、まったくの別ゲーなんですね。

昔のやばいイメージを引きずっている方もいるかもしれませんが、それはキッパリ捨ててしまってよろしい!

未だにプレイヤーを右肩上がりで増やし続け、数々の権威ある賞を受賞し、スクエニ社で最大収益を上げているという事実が、その揺ぎ無い証拠です!

ちなみに、クソゲー時代については別の記事でまとめてあります。
詳しく知りたい方は下のリンクからどうぞ!

疑念6「一人ミスったら全滅の大縄飛びってマジ?」

上のような噂をネットで知り、FF14というゲームに苦手意識を持った人も多いのではないでしょうか。

一人がミスをしたら全滅の、大縄跳びに例えられるゲーム性。

果たして、真実か否か。

『残念ながら真実。しかし、高難易度にだけ当てはまる』、というのが答えです。

高難易度とは?

高難易度とは、最前線にいるプレイヤーのみが挑める、いわゆるエンドコンテンツを差します。

レベルはカンスト、メインストーリーは進められるとこまで進め、装備も最強か、その一歩手前のものが揃っている。

この最低条件を満たさなければ、高難易度に挑むことはできません。

――というわけで、始めたての初心者はもちろん、高難易度に興味がない大勢のプレイヤーにも、大縄跳びになど縁がないのです。

ゆえに、『自分がミスったら仲間全員が死ぬ』などというバトルを、無理に強いられることもありません。

大縄跳びの噂は当分忘れていいと、断言していいでしょう!

疑念7「ストーリー完結ってどっかで見たけど」

大型拡張コンテンツ『暁月のフィナーレ』の発売直前には、様々なところで大々的に宣伝が行われました。

FF14、大型拡張『暁月のフィナーレ』の広告
(C) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

それらの広告では『終焉』、『完結』などという言葉が頻繁に使われたので、「あれ、FF14って終わるんだ」と思った方もいるかもしれません。

あるいは、「サービス終了するなら、興味わいたけどやらなくていいかな・・・」と考えた人も。

というわけで、スパッと断言しましょう。

FF14はまだまだ終わりません!

アップデートは定期的に続いていますし、開発側は今後の十年を見据えてシステムの改修などを行っています。

まったくもって終わる予定などないのです!

あくまでも大きな区切り

じゃあ終焉とか完結ってなんだよ、って話ですが、それはこれまでのストーリーに大きな区切りがついた、ということなのです。

アメコミ映画のマーベル・シリーズに例えれば、『サノスとの戦いに決着をつけたエンドゲームが終わったあたり』、といったところでしょうか。

そちらのシリーズも映画やドラマで続いているように、FF14のストーリーも終わってはいません。

これまでの物語には大筋で決着がついたものの、また新たな物語が始まり、プレイヤーの冒険はまだまだ続いていくのです。

なので、サービス終了を見込んでプレイしない、などと考える必要は微塵もありません!

興味を持ったのなら、ためらいなくFF14の世界に飛び込むことをオススメします!

疑念8「で、面白いの?」

結局のところ、問題となるのはこれでしょう。

面白くなければ、ゲームをやる意味なんてないに等しいのですから。

FF14の面白さ。
多くの人をひきつける魅力。

それは、「色々な人が楽しめる、間口の広さ」だと多くのユーザーから言われています。

  • 単純にRPGのストーリーを体験したい人。
  • 煩わしい人付き合いを排したソロプレイを好む人。
  • 大勢と関わり合い、お祭り騒ぎのような交流を味わいたい人。
  • 難しいコンテンツをクリアして、達成感を味わいたい人。
  • スナック菓子のような感覚で、手軽かつ気楽にゲームを楽しみたい人。
  • キャラクターに様々な服を着せ、ファッションを堪能したい人。
  • 自分の家を持ち、庭や内装を好き放題に弄りたい人。
  • ゲームの中でお金をひたすらに稼ぎたい人。
  • PVP(プレイヤー対戦)で刺激を求める人。
  • 演奏ツールを使い、大勢のプレイヤーの前で楽器を奏でたい人。
  • レアアイテムの収集が好きな人。
  • ゲームの大半に興味はないけど、マージャンをやりたい人。

そういった趣向を持つ人々が、余すことなく楽しめる。

FF14とは、驚くほどに膨大で多種多様なコンテンツを抱えるゲームなのです。

以下の画像はクリックで拡大できます!

FF14のメインストーリーの一幕。蒼天編の四人旅、雲上の世界
メインストーリーのボリュームはすさまじく、最新のアップデート分に追いつくまでに軽く200時間以上かかる。
FF14のメインストーリーの一幕。漆黒編の佳境、力での証明を促すエメトセルク
物語後半のストーリー評価は非常に高く、プレイヤー人口を爆増させるきっかけとなった。
FF14のハウジング、部屋の作成例
自分だけの家を持ち、家具を設置して部屋作りができる。
FF14の装備、外見だけ変更した例
一番左がオリジナルの装備。他は性能そのままで外見だけ変えたもので、オシャレを楽しめる。
FF14の麻雀
麻雀のミニゲーム。出来がいいと評判で、対人戦もできる。これだけを目当てにFF14をやる人もいるとか。

また、MMOとして注目すべきは、ライトユーザーヘビーユーザーがバランスよく共存できている点でしょう。

ライトユーザーの楽しみ方

過去の多くのMMOでは、「Time to Win」、つまり時間をかけたプレイヤーほど上位にいけるシステムとなっていました。

それはゲームのヘビーユーザーに優越感を与えましたが、一方でライトユーザーに白けた感覚をもたらしました。

「広く浅く、気軽にコンテンツを体験し、消費したい」という近年のゲームユーザーの気風から、著しく逸れてしまっていたのです。

既存のMMOが衰退し、消えていったのは、こうした事情があるためでしょう。

しかし、FF14は上限が適度に浅いぶん、『追いつきやすい』、『気楽に休止できる』といった利点があります。

ライトユーザーがなんとなく居座りやすい、居心地の良さがあるのです。

ヘビーユーザーの楽しみ方

一方で、高難易度コンテンツは非常に難しくてやり応えがあり、プレイスキルが問われるものとなっています。

それらは努力なしでは決してクリアできないので、廃人プレイやリアルマネーで得た地位と違い、誰にも貶められることはありません。

高難易度のクリア者は、それを素直に誇れるのです。

その事実がヘビーユーザーたちを満足させ、FF14というゲームに奥深さをもたらしています。

気楽にゲームを楽しみたい層、心血を注いで名誉を得たい層、その両方が満足できる間口の広さを持つゲーム。
それが、FF14なのです!

ちなみに、「もっと確実性の高いデータで、FF14の人気を知りたい」という方は、下の記事をご覧くださいませ。

他の有力MMOとの人口比較、これまでに受賞した権威のある賞などを例示し、世界的に見たFF14の立ち位置をロジカルに探る内容となっております。

おまけ FF14の悪い所

「美辞麗句を並べられると逆に警戒してしまう」という方もいるでしょうから、最後にFF14の悪いところも列挙しましょう。

以下は、私や他のプレイヤーが感じているFF14の欠点です。

序盤のストーリーがつまらない

旧FF14を作り直した影響か、FF14の序盤は長い間おつかいのような話が続きます。

「○○のために××を取ってきてくれ」

「××のために△△を用意してほしい」

みたいな流れが延々と続くのです。

いろんな場所に行けるのが楽しい、という少数意見もありますが、プレイヤーからの評価は概ね高くありません。

――手放しで褒められる素晴らしいストーリーはあるけれど、そこに辿り着くまでにはつまらない話をある程度経なければならない。

これは、FF14というゲームにおける構造的な短所であり、そのせいで序盤に興味を失ってやめてしまうプレイヤーも多いようです。

高難易度はマジでギスギス

上の方で「大縄跳びは高難易度だけなので、初心者は気にしなくていい!」みたいな話をしましたが、逆に言えば高難易度は半端な気持ちではできません。

『自分が一度ミスっただけでパーティ全滅』という状況は腐るほどあるので、マジで大縄跳びなのです。

そんなわけで高難易度にはミスしたらチャットで謝るという慣習があるのですが、これが個人的にまたキツイ。

自分の失敗に気づけない場合、当然謝ることもできません。

で、他の人からは「なんでコイツ謝んないの?」と、嫌悪と苛立ちを向けられてしまいます。

私はそんなかんじに即席パーティをギスギスさせてしまったことが三度ほどあり(録画した動画を見てミスに気づいた)、あまりの情けなさと申し訳なさに、正直心が折れそうになりました。

頑張って最後までクリアしたけど、次やるかどうかは微妙ですね・・・。

外部ツールという闇

FF14には非公式の外部ツールが多数あります。

バトルに限れば、『本来不可視の情報を可視化する』、『敵の攻撃が来るタイミングを音で知らせる』、などといった補助機能が主です。

さすがに数値を弄るなどのチートはできないようになってますが、補助に留まる範囲なら可能であり、グレーとして見逃されています。

ゆえに、FF14で有志によって配布されている外部ツールは少なくありません。

まあ、他のプレイヤーが迷惑を被らなければいいんですが・・・そうでない場合もあります。

FF14にはPVP、いわゆる対人戦コンテンツがあるのですが、そうしたバトルでも外部ツールは普通に使えるのです。

私は一時期PVPにはまりましたが、あからさまに外部ツールを使っている相手と何度か当たり、やる気が失せました。

せめてPVPだけでも外部ツールは取り締まれよと、運営に対して未だに怒りを感じています。

やっぱり変な人はいる

暴言や煽り行為は厳しく取り締まられているため、FF14における治安は良好と言えるでしょう。

が、プレイ人口が飛び抜けて多いだけに、やはり異質な人はいます。

違反とならない範囲で嫌がらせをしたり、気になった相手を追い回したりするプレイヤーは、やはりごくわずかとはいえ存在するのです。

RMT(リアルマネートレーディング)のためのボットプレイヤーが不正操作によって動いていることも、少なくありません。

最近では、女性プレイヤーのストーカーがFF14の中にまで追ってきて逮捕される事件もありました。

私のように他者と極力コミュニケーションをとらない人間ならともかく、気軽にチャットで誰とも話す人ならば、そうした触れてはいけない相手と関りを持ってしまう危険もあるわけです。

これはある意味、FF14というゲームの怖さではないでしょうか。

アユ

強調できるほどの悪い点は、そんなとこですかね。

開発側のヤバイ発言とかはないし、バグはほとんどないし、課金体系は比較的健全だし、ゲーム運営そのものに問題はないと思います。

細かく積もった不満はそれなりにあるので、ネットで文句を言っているプレイヤーは少なくありませんが。

ポッコ

新しく始める人間には、序盤の話がつまらないってのがキツイな。

アユ

私も始めたてのときは、おつかいの嵐に辟易したっけなぁ・・・。

けど、かといって絶望的なまでのつまらなさは感じなかったから、そこまで酷くはないと思う。

次どこに行ってなにする、ってのがはっきり明示されてるから、ポンポン進めるのも良かった。

なので人によっては、さして気にせずプレイできると思います!

まとめ

アユ

というわけで、FF14に対する八つの疑念+αを解説させていただきました!

答えには納得できたでしょうか?

あなたのお役にちょっとでも立てたのなら、嬉しいです!

ポッコ

アユの私見が混ざってる項目もあるから、全部100%正しいとは言えんがな。

そこのとこは注意してくれ。

アユ

頑張って調べたし、自分の体験談に基づいてるし、多分大丈夫だと思うけど(汗)。

ポッコ

さて、以上で『【FF14】本当に面白い? ありがちな8個の疑念を解消します!』の記事は終了だ。

さらば!

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